変位とは、つまり、位置の変化。
言い換えると、
物体がどちらにどれだけ動いたかを示す量、
ということである。
それと似た量に距離(道のり)があるが、
距離は単なる大きさを表す量。
それに対して、変位は、
どちらにどれだけ動いたか、
ということで、
方向を示す言葉や符号などを
付け加えなければならない量
である。
つまり、ベクトル量なのである。
例えば、原点(0m)から
物体が出発して、
正の方向へ10m動いたら、
変位は+10mとなる。
−−−−0−−−−−−−−−→10−−−
それに対して、
負の方向へ2m動いたら、−2mとなる。
−−−−2←−0−−−−−−
つまり、
スタート地点からゴールへ
どちらにどれだけ位置が変化したか?
を考えればよいのである。
では、今度は往復運動を考えよう。 【変位とは】の続きを読む