力のモーメントについて
考えていきましょう。

押し合いでは力の強い人が勝つけれど、
回転ならば、ちょいと頭を使えば、
力の弱い人が強い人に勝てるゾ。

・・・こんなイメージを、まず持って欲しい。

さてここで、
天びんを考えましょう。

−−−−−●−−−−−

●は中心軸、○はおもりです。

左端に質量mのおもりをぶら下げると、
棒は反時計回りに回転します。

↓○−−−−−●−−−−−↑

これは、
おもりをつるしたことによって、
棒に反時計回りの回転の能力が
生まれたといえます。

今度は右端に質量mのおもりをぶら下げると、
棒は時計回りに回転します。

↑−−−−−●−−−−−○↓

これは、
おもりをつるしたことによって、
棒に時計回りの回転の能力が
生まれたといえます。

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この回転の能力を一つの量にしたのが、
力のモーメントです。

力のモーメントは、
次のように定義されます。

N=F×L(力のモーメント=力の大きさ×距離)

一般に、
時計回りは負
反時計回りは正
で扱われます。
※数学の外積の考え方によります

だから、力の弱い人が強い人に回転で
勝つためには、中心からの距離L、
つまり回転半径を大きくとって回転すればよい。

そうすれば、
力のモーメントも大きくなり、
力の弱い人が強い人に勝てるんだよ。

蛇口をひねるときだって、
回転させる部分がなくなってしまったら
ひねりづらいです。

回転には半径が必要なんですね。

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