世間知らずの学校教員以外の方と接することは良いことではないでしょうか。
学校評議員、初めて80%超す 「外部の目」指導に好影響
3月29日8時0分配信 産経新聞
 学校運営について外部からの意見を聞く「学校評議員制度」が、公立学校の82・3%に設置されていることが28日、文部科学省の調査で分かった。平成17年度より3・9ポイント増で80%を超えたのは初めて。「外部の目」が学校の指導に好影響を与えていると評価されている。

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「学校評議員」は保護者や地域住民から意見を聞き、学校への理解や協力を得る目的で12年に導入された。

 調査は18年8月1日現在、すべての国公立の幼稚園、小中高校、中等教育学校、盲・聾(ろう)・養護学校約4万2800校を対象に行った。

 学校評議員または類似した制度を設置しているのは、公立学校で3万5042校、検討中が2284校(5・4%)。校種別では、幼稚園1860校(35・5%)▽小学校1万9619校(88・2%)▽中学校8944校(88・5%)▽高校3728校(92・4%)▽中等教育学校14校(100%)▽盲学校など877校(94・0%)−。国立学校262校はすべて設置していた。

 評議員の人数は「4人以上7人未満」が公立で64・8%、国立で71・0%と最多。意見聴取回数は年1〜3回の会合が最も多く公立で82・4%、国立で97・3%だった。意見を聞く内容は「基本的な目標・方針の決定」「学校評価」「危機管理・安全管理」「学校の施設設備」などが多かった。

 東京都練馬区立光和小学校の寺崎千秋校長(全国連合小学校長会長)は、評議員は地域と学校を結ぶうえで有効だと評価する。「例えば、評議員会であいさつ指導の協力を求めたところ、『街ではあいさつしない』と意見が出た。そこで互いに率先して声をかけようと合意、意識しあうことで子供の安全確保にもつながった」という。

 山梨県内の高校では最寄り駅の駅長が評議員に加わり、登下校時の様子を連絡してもらうことで、生徒指導の参考にしている。

 政令指定都市で全校に設置されているのは仙台、千葉、静岡、神戸、広島、北九州の6市、都道府県では岐阜県の98・4%が最高だった。

最終更新:3月29日8時0分

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