面接官出張します…富士常葉大が「どこでもAO入試」

 静岡県富士市の私立富士常葉大学(水野隆徳学長)は、9月に行う環境防災学部の2007年度AO入試から、遠隔地の受験生を対象に、国内ならどんなに遠方でも、教員が受験生の在籍する高校などに出向いて面接試験を行う「どこでもAO入試」を導入する。

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 あらかじめ会場を定めず、しかも受験生が一度もキャンパスを訪れないまま、大学側が国内のどこへでも出かけていく入試は珍しいという。

 今春、入学者が定員割れした4年制私立大の割合が初めて4割を突破、同学部も今春の入学者は定員割れしており、生き残りをかけたユニークな学生獲得策として注目される。

 AO入試は、受験生の個性や勉学の意欲など、学力面に偏らない総合的な人物評価を行う手法。「どこでもAO入試」は静岡県外や県内でも山間部などに住み、地理的なハンデのある受験生が対象。教員の出向く費用は大学側が負担する。
(読売新聞) - 8月22日16時8分更新

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